両毛異境巡礼 2002年8月3日〜4日
8月4日(日曜日)
朝起きて、バイキング。いっぱい食べた。久しぶりにまともな朝食。
洞窟観音 群馬県高崎市
これは山田徳蔵という富豪が財産をなげうって造った地下霊場。金にモノ言わせて自分の徳の高さを誇示している物件。観音霊場だが、実際は山田徳蔵を持ち上げる霊場になってしまっている。
これは入口。
内部は涼しくこの季節快適だが、湿気がひどい。写真も凄いことになってるでしょ?これ湿気です。霧なんです。フラッシュ焚くとこういう風になってしまう。結構暗くていい感じなのだが、もろ人工の洞窟、というよりはトンネルなので雰囲気ぶち壊し。
内部は通路の左右に小部屋があって、そこに西国三番、坂東三十三観音が入っている。観音菩薩の三十三変化を表しているのだ。しかし通路はまっすぐの一本道で面白くない。
左・如意輪観音、右・十一面観音。こういう風に金網が張られていて見にくいことこの上ない。展示の仕方をもうちょっと工夫して欲しい。
千手観音。もう金網と湿気で何がなんだかよく分からなくなっている。非常に残念。
1.左・揚柳観音、2.右・竜頭観音(切れてしまったが龍に乗っている)
3.左・持経観音、4.右・円光観音
5.左・遊戯観音、6.右・白衣観音
7.左・蓮臥観音、8.右・滝見観音
9.左・施薬観音、10.右・魚藍観音
11.左・徳王観音、12.右・水月観音
13.左・一葉観音、14.右・青頸観音
15.左・威徳観音、16.右・延命観音
17.左・衆宝観音、18.右・岩戸観音
何故か18までで終わっていて残りの観音がない。中途半端。
このようなパノラマ型もある。パンフレットによると観音滝だという。といっても水が流れているわけではない。奥に見える白い縦線は白く塗って滝に擬したもの、灯籠の下は白い砂。
この辺りまで来ると人工ながら自然洞窟風味になってくる。結構いい雰囲気。
この仏像はかっこいい。
ここは奥の院不動の滝。ここは三次元的な展開を見せていて、奥行きもかなりある。階段、橋などで上下の移動が可能。この辺は一番の見所だろう。
最後の方は結構凝ったつくりになっていてよかったけど、僕以外訪問客はいなかった。夏休みなのに寂しいなぁ。
出口。
ショボイ朱印を貰って帰る。
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