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越南漫遊記 2010年5月24~30日

帰国

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帰国

ホーチミン市で見る最後のバイク光景。土曜の夜ということで、一層増えているのだと思う。カップルの二人乗りが多い。デートスポットとして人気の公園ではたくさんカップルを見かけた。

さて、タンソンニャット空港に到着。チケットを持っていない人は入れない、ということなので、ハオさんとは空港の外でお別れ。ありがとうございました。

タンソンニャット空港は、かなり立派。後で知ったことだが、日本の協力で建てられたという。

さあ、ここからは我々だけでチェックインを終えなくてはならない。まずvietnam airlinesのチェックインカウンターを目指す。場所はハオさんから聞いていたので分かったが、モニターにはmelbourneとあってちょっと焦る。vietnam airlinesのスタッフに声をかけて、カウンターを指さし、"tokyo?"と訊いてみたら、そうだ、と肯いた。

他にカウンターは無いし、とりあえず並んでおくか。前の客はベトナム人の三人組。なぜか分からないがえらく手間取っていた。携帯電話で何かを確認したりと揉めている様子。まぁ時間はたっぷりあるのだから焦る必要はないんだが。

ようやく前の客のチェックインが終わった。ベトナム語はひとっつも分かんないぞー、と緊張していたら、
「ワタシ、アタラシイニンゲンナノデ、チョットオソイデス」
と日本語で先制されたので一気にほっとした。前の客が手間取っていたのは、ひょっとしたら新人だったからなのかもしれない。
「大丈夫ですよー」
と返してあげた。

チェックインは割とすんなりだった。新人だからなのではなく、前の客がおかしかったからなのかも…。

それにしてもすごいな。英語は勿論勉強するのだろうが、日本語も勉強するんだな。大変だな。

さて、チェックインが終わったらもうやることがない。まだ22時にもなっていない。23:30の搭乗までは時間を潰さないと。

やたらとホテルのミニバーで見かけたチョコレート。toblerone。「トブルローヌ」と読むスイスのお菓子らしい。

空港の売店などを覗いたが、どこも高いものしか置いていない。ベトナムらしいものが無かったのであまり面白くなかった。どれもあまりに高すぎて賽銭レベルのドンが使えないので、空港備え付けの募金箱に入れておいた。ちなみに割と綺麗な紙幣については、使わずに持っておき、持ち帰った。日本では両替できないし、勿論使うこともできないのだが、記念にはなる。

ベンチを見つけたのでここで2時間ほど待つことにした。既に眠い。眠ってうっかりフライトを逃さないようにしないと。

うとうととしていたら23:00を過ぎたので、出発ゲートへ。見事に日本人ばかりだった。

7日目。5/30。搭乗後は何も覚えていない。シートベルトをしたら、記憶がなく、目が覚めたら、外には上のような光景が広がっていた。離陸の際のあの衝撃ですら目を覚ますことがなかったのだった。いつの間にか朝を迎えていた。ただし、日は雲の下。

まもなく朝食が出て来た。お腹の調子が怪しいので和食にしたが、なんだか微妙な感じ…。まぁおいしかったけどね。相変わらずパンが美味しいんだよな…。

普段胃腸を壊さない奥さんもやられてしまったらしく、朝食は遠慮していた。まったく食欲が無かったらしい。

富士山が見えた。なんだかほっとした。家はもうすぐだ。

見慣れた日本の風景。ベトナムの赤茶もいいが、緑と青を基調とした風景はやっぱりほっとする。

着陸直前に東京の気温がアナウンスされた。14度…。5月の末でこの気温は異常。なんでこんなに低いんだ。

空港には7:50着。奥さんがドルが余っているというので、日本円へ両替。寒いのでバッグから出国した時に着ていた長袖を上に羽織る。ベトナムは真夏日だったのに、日本は春前の気候。風邪ひいてもおかしくないな…。

京成快速+JRで自宅最寄り駅へ。荷物がたくさんなので、日曜の朝で都合が良い。これが平日の朝だったとしたら恐ろしい…。

最寄り駅からは、いつもは使わないタクシーなんぞを使ってみた。疲れているし、荷物が重いので。

9:40頃、自宅に到着。明日から仕事なので今日は一日ゆっくりしよう。二人とも胃腸が弱っていたうえ作る元気もなかったので、昼食はコンビニでうどんを買ってきて食べた。

これで人生初の海外旅行は終わった。

新婚旅行でベトナムに行くというのは、あまり一般的ではないかもしれない。会社の人に言ってもみんなビックリしていたし、両親も「???」という感じだった。

世代によっては「ベトナム=戦争」、あるいは「ベトナム=難民」という図式があるようだ。テレビで荒廃するベトナムの映像を観ていたわけで、仕方のないことかも知れないが、そういう人がたくさんいるからこそ、ベトナムから帰ってきて、「素晴らしかった!」と言うのは有益なことだと思う。

治安もいいし、みんな人柄がいい。ごはんがいちいち美味しいし、遺跡も素晴らしかった。そもそもありきたりなところには行きたくなかったし、実際行ってみて凄く満足した。

海外旅行というのはやはり見聞を広める機会となりうる。アジアならば、週末+αで行けそうだ。京都に行くのを少し我慢して、年に一度くらいは海外に出てみようかな。

次に行くならば、マカオかな。ヨーロッパとアジアの文化が融合していて景観が素晴らしいらしい。

なお、旅行後一週間ずっと下痢に悩まされた。旅行者下痢症といって、疲れからくる消化器の機能ダウンによるものらしい。

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