鴨川河畔に建つ面白い建物。てもみんやスタバが入っている。左に建つ日本家屋は、船はし屋というせんべい屋。ここの福だるまというお菓子がすごく可愛いのだ。
京阪で三条から七条へ移動。博物館へ向かう。
途中ですごい名前の交番を見つけた。付近の方広寺には、その昔大仏があったことにちなむのだろう。
博物館へと入ろうとしたところで、入場規制が敷かれていることに初めて気づく。なんと2時間待ちなのだとか…。長蛇の列ができている。待っていてももったいないので、ここはパスしてしまう。もしチャンスがあれば明日来たいが、無理かなぁ。
16時を回ってしまったので、ここからどこへ向かうにしても、拝観時間を過ぎてしまいそうだ。今夜は高台寺と青蓮院のライトアップを見に行くつもりなので、少し早いが、向かってしまう。ちょっと無理があるかもしれないが、東山七条から高台寺まで歩いてしまう。歩いているうちに、拝観のちょうどいい時間になりそうだ。
東大路通りは、東山七条から慢性的な渋滞となる。バスに乗るのは得策ではない(どうせバス車内も満員に決まっている)。
東大路通りは歩道が極端に狭く、その割に人通りと車の通りが多いので危険きわまりない。脇道に入ってしまう。
いつの間にか産寧坂に入っていた。もう夕暮れだ。
土産物に人がたかっていた。自分も割とお洒落な土産物屋に入ってみる。店内は若い女性客ばかりで気が引けたが、かわいいもの好きなのでこうなってしまうことが往々にしてある。
「はないちりん」という日本酒のボトルがかわいいのは以前から知っていたが、紅葉の時期限定の「紅葉のにしき」が気になった。「はないちりん」は淡い青色のボトルだが、「紅葉のにしき」は淡いピンクのボトル。ボトルのフォルムといい、色といいかわい過ぎだ。ずいぶん迷ってしまったが、初日なのでとりあえず買わないでおく。駅でも買えるかな?
産寧坂は初めて歩いたので、幾分不安だったが五重塔が見えてきて一安心。これがランドマークとなるので、自分は東山界隈で迷うことがない。自分がどの位置にあるのか、これとの相対的な距離感によってだいたい知ることができるため、地図を見ずとも目的地にたどり着けるのだ。
それにしても美しい風景だ。塔がシルエットになって夕暮れの空を切り取っている。
西方面から塔を。八坂の塔を一番きれいに見ることができるのが、この通りだ。くくり猿の多い石畳の通り(庚申信仰の金剛寺のある通り)だ。豆腐屋などもあり、フレンドリーな通りだ。
ようやくねねの道に辿り着いた。ここはねねの道入り口にある寺院。奥に見える堂宇は、以前訪れたことがあり、摩利支天を祀っている。一部のガイドブックには勝利摩利支尊天と書かれていたりするが、よく分からなかった。数年前に、猪が額に描かれているのを確認したのだが、その時から工事中で、境内が散らかされて何がなんだかよく分からない状態だった。そしてその後再訪した時には、完全に工事中になってしまい、立ち入りができなくなっていた。
そして今、再訪したが、山門前にはガードが置かれ、内部に入ることができなくなった。ただ、茅葺きの山門には「春光禅院」とあり、この寺の正式な名前をようやく知ることができた。煌々と灯っているぼんぼりが趣深い。
帰宅後調べてみたところ、別に拝観謝絶というわけではなく、ただ単に訪問が遅かったからだったようだ。今度京都を訪問することがあれば、必ず訪れたい。
灯籠の形がいい。五三の桐紋がくっきりでている。
なんと、ライトアップにはマクドナルドが協賛していた! 拝観券と一緒にマクドナルドのコーヒーのタダ券がもらえた。なんだかすごいなぁ。
高台寺境内に入ってすぐ、この祇園閣が見える。夕暮れに映えるなぁ。絶対いつかあの塔の中に入ってやるぞ。それにしても綺麗な光景だ。素晴らしい。
ライトアップの目玉は、いつもこの唐門。白砂の上には、蓄光物がまぶしてあった。光を貯めて、自ら発光する。ライトアップの演出に使われるようだ。
少し庭園を眺めていると…。
白砂と唐門をスクリーンにして、プロジェクタが映像を流し始めた!
常に動いている映像を撮るのは難しいが、これはなんとなく分かるかな? 星のように瞬いている絵柄が下から上に動いている。
人のシルエットが走ったりと、様々な映像を流していた。みんな方丈前の床に座ってずっと眺めていた。こういう演出はいいなぁ。
今回初めて方丈と書院を見たかもしれない。ただし、秀吉一色なのであまり面白くない。
庭園に興味を持ち始めて、今回ようやく高台寺にも庭園があることに気が付いた。これまで、開山堂を一つの独立した堂宇として理解していたが、違った。開山堂は庭園の一部なのだ。開山堂が池に囲まれているのではなく、池の中に開山堂があるのだ。すなわち、高台寺の庭園の中心が開山堂なのだ。
開山堂と、書院と開山堂をつなぐ回廊の途中に設けられた観月台が映える。
書院から再び唐門へと目を転じてみると、すっかり暗くなっており、既に唐門がシルエットとなっていた。
開山堂。庭園の中心にしては大きすぎるので今まで気が付かなかった。今我々は庭園の中を歩いているということになる。
高台寺で一番素晴らしい光景。
開山堂の軒下から。池に木々が映えている。幻想的だ。
ひっくり返った開山堂と臥龍廊。何度見ても飽きない…。
御霊屋から戻るときに、木々の隙間から京都タワーが見えた。これも一つの借景だ。
竹林のライトアップもさわやかでいい。
帰り道。境内を出ると、長蛇の列ができていたことに気づく。早い時間から入っていて良かった…。
階段を下ってねねの道へ。下りの一方通行なので混雑しない。いいね。
高台寺の境内からは京都タワーが見えたが、図らずしてもう一つの京都を代表するタワーが見えた。東寺でもライトアップをやっているのか?
さて、余裕があれば青蓮院も、と思っていたがちょっと危ないかな? ともかく、ねねの道を北上する。
ねねの道終わり付近で、ちらと見えた素敵な庭園。不躾だと思いつつ覗いてみた。たぶん洛匠という喫茶店。
ねねの道を北上しきると現れてくるのがこの魔のタワー。高台寺から見えていた祇園閣だ。今は大雲院の境内にある。公開期が限られていて、なかなか内部に進入する機会がない。怪しく闇に浮かんでいた。
和洋折衷の怪しげな物件はもう一つある。大雲院から円山公園方向へ向かう途中にある寺院。久々にボールドを使ったぞ。れっきとした祇園寺という名の寺の、阿弥陀堂なのだ。
円山公園に近づくにつれ下品度が上がる。この看板の群れはどうだろうか。なかなかナイスな感じ。一体どこへ行けと。
長楽館。またまたこの和洋折衷な感じがいいね。洋館の前に大灯籠をどんと置く。このセンスがなんともいいね。
知恩院を経て、ようやっと青蓮院に。この楠のライトアップだけでもいい感じです。
青蓮院の門越しにレーザー! 清水寺から照射してたんだっけ? なかなかいいアングルだ。
青蓮院も長蛇の列ができていたので今回は遠慮した。もうそろそろ拝観時間も終わる頃だし。帰りは地下鉄東山駅から。
途中白川が綺麗に見えたので撮ってみた。
三条通で見つけた「エレベータ製作所」。どう見ても平屋なんですが、エレベータ製作所なんですね…。
京都駅で土産屋を物色。産寧坂で見た酒「紅葉のにしき」を見つけて購入。
今日の宿は瀬田に取ってある。京都市内も大津市内もめぼしい宿が取れなかったのだ。20時過ぎには宿にチェックイン。
宿から瀬田駅前を撮ってみた。タクシーも並んでいないし、それほど活気のある街でもないが、既に冬用のイルミネーションを設置していた。
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