全国異境巡礼第二弾 2002年7月19日〜27日

24日(水) 六日目

ビジネスホテルよ○や 大阪市

 今日の宿は新今宮駅から歩いて10分のところにある。宿に向かう前に駅で18きっぷを買い直した。ここで受け取った18きっぷはピンク色のやつだった。話には聞いていたけど初めて目にしました。

 ビジネスホテルよ○やは外観がちょっとやばかった。まぁ、税込みで3800円からしょうがないか、とコレくらいは許容範囲だった。でも色々おかしい。まず入口が凄い。曇りガラスの、狭い普通のドア。でも一応自動ドア。はいるとお店のようなチャイムが鳴る。どうやらセンサーがあるらしい。カウンター。誰もいない。ただカウンター内に犬は居た。呼びかけても来ない。そこで玄関のチャイムみたいなボタンを押す。階下からおっさんが出てきた。どうやら支配人らしいが・・・。

 部屋に入ると絶句した。絨毯がめちゃくちゃに汚い。バストイレも水アカが凄い。やばい。テーブルもやばい程汚い。

 まぁ、それでも疲れていたし、暑かったのでエアコンをつける。すると非常にくさい風がふいてきた。外からは妙なビープ音が聞こえる。・・・はぁ、やばいなぁ。エアコンの風はしばらくすると臭わなくなった。鼻が慣れてしまったのかもしれない。悲しいけど。

 とりあえず着替えてベッドに入ると眠りについてしまった。

 ・・・。

 こんな環境でも眠れてしまった。目覚めると8時近い。ハラも減っている。そこで外に出て何か食べて来ようと思った。

 外に出、小道に入って少し歩くと何か空気が違ってきた。銭湯のような入口の店が軒を連ねている。どの店の玄関もおばちゃんが外を見ていて、怪しい紫の光を放っていた。前を通り過ぎる度に「にいちゃん、にいちゃん、ぬくいで!」と誘ってくる。僕は世間しらずでモノを知らない。でもやばいということは本能で察知した。多分これまでの人生で一番やばい領域に足を踏み入れたのだろう。

 足早に立ち去り、大通りに出た。しかし歩けど歩けど飲み屋しかないし、通りにはおっさん以外の人種が見あたらない。道に大勢のおっさんが座っていたりして怖い。身の危険を感じた。それと一番びっくりしたのは歩道で寝ているおっさんがいたこと。辺りは暗いし、自転車で通ったら曳いちゃうんじゃないか?

 やっとマトモなコンビニを見つけたが、店員もどこかやばい感じ。早々に退散し、宿に戻る。さっき歩道で寝ていたおっさんが体勢を変えていたので、意識はあるんだなぁと妙に安心した

 宿に帰って取り敢えず安堵した。一年大阪で暮らしたことのある後輩にメールしてさっき通ったやばい通りについて聞いてみた。返事をみると・・・。やはり売○宿街らしい・・・。結構有名なところらしい。宿は値段だけで決めちゃいかんね。少々高くても安全なところを選ぶべきだと今回痛感した。

 それと他にも気になることがあった。それは台風9号。四国の南沖を西進するそうだが、四国や近畿の南部では雨が降るらしい。明日は岡山を訪問する。影響がなければいいけど・・・。

 やばいところばかりのこの宿だが、唯一好かったのは有線が聴けたことかな。


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