海田市駅から少し歩くとお堂へと続く細い坂道が見つかった。桶を携えた人が絶えず出入りしている。そうか、今日はお彼岸だった。混雑しているとヤだな。
山の中腹なので平坦な土地が乏しい。お墓はまるで段々畑のように連なっている。
階段を登りきると古い小さな本堂。せまい堂内には集まった人でいっぱいになっていた。特にこれといって特徴のないつくりなので撮影はしていない。お寺の名前は失念・・・。ネットで調べても全然見つからない。宗派は真言宗であることは覚えている。広島新四国八十八ヶ所霊場の一ヶ寺。
【追加】後で調べたところに拠るとこのお寺は大師寺というらしい。真言宗そのまんまといった寺名だ。2003.4.4. |
問題のお堂はこの上。
これだ。その名も毘沙門堂。そのまんまです。懸け造りではないね。どう呼べばいいんだろう・・・。かなりのヘンテコ建築だ。この毘沙門堂が電車の中から見えたのです。
一階は信徒会館のようなところだった。客はいない。上に上がってみる。
お堂の前に立つお茶目な狛虎。・・・そういえば鞍馬寺でも虎を見たな。あそことの共通点はやっぱり毘沙門天。虎と毘沙門天か・・・。
それではテラスへ。いい眺め。遠くには瀬戸内海が見える。
お堂の内部からはリズミカルに太鼓を叩く音がしてくる。「・・・ドンドンドンドンドン!!」だんだん大きくなるような叩き方。どうやら中では祈祷のようなものをやっているようだ。少し戸を開けて見てみると、たくさんの人が集まって読経をしていた。
帰途は瀬戸内海を見ながら。
これで行程は終わる。途中福山駅で降りて、駅前の福山城公園でのんびりした。
・・・移動は省略。
大垣で夜行に乗って帰る。去年の今頃にやった旅行の帰り、東京では桜が咲いていたのに今年は全然。去年が温かすぎたんだよな。
旅行はこれで終わりだけど、旅行記としては総括のようなものが欲しい。この旅の反省のようなものを次のページでやってみるつもり。まだ製作途中です。
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