全国異境巡礼第三弾 2003年3月15日〜22日

3月20日(木曜日)

倉敷での目覚め。昨日は大事をとってゆるい予定に変更したが、今日も、というわけにはいかない。足の具合はどうだろうか。・・・うん、少し痛みは感じるが歩けない程ではない。何だか良くなっているようだ。足を休ませたからなのか、エアーサロンパスが効いたのか。ともかく良くなっているのは嬉しい。

倉敷を9:00頃出て、福山へ。今日最初の目的地は福山駅近くの賢忠寺。

賢忠寺

 
右写真は本堂。今日はお寺の経営するカナリヤ幼稚園の卒園式が行われていて境内には園児と保護者が屯ろしていた。ちょっと入りづらいな・・・。左写真は本堂に下げられている魚板。こんなにカラフルで面白い顔の魚板は初めてみた。黄檗宗だろうか。

賢忠寺に来た目的は、実は登楼が可能な山門。楼内には十六羅漢が配置されているとのこと。

 
これが山門。本堂から道路を隔てて立っている。鉄筋の新しい建築だ。ちなみに山門左の石柱には「曹洞宗」とあった。黄檗宗じゃないんだな。

屋根の上の龍には鹿のようなツノが。もしかしたらマカラか?知恩院や南禅寺の楼内にも描かれていたが、マカラは水の神ヴァルナの乗り物らしい。鹿と魚が合体したような姿という。水の属性を持っているとすれば、鯱と同様に火除けの為に屋根の上に載っているのは納得できる。

山門右側面には鉄板のドアが。まるでマンションの倉庫のそれだ。中は真新しい瓦が積んであって本当に倉庫として使っているようだ。しかし上り階段はあるし、鍵もかかっていないため楼上の拝観を断っているわけではない模様。

 
これが楼上。チャイナ風だ。限りなく黄檗宗っぽいんだけどなぁ。右は楼上への階段。

さて、問題の楼内へと入る。扉は閉まっていたが、鍵はかけられていなかった。やっぱり拝観は自由のようだ。

 
釈迦如来と十六羅漢。ゴールデン!!ますます中国風だ。黄檗宗じゃないのが不思議。万福寺テイストが強く漂うのだが・・・。ちなみに右腕を高く掲げているデモ風羅漢がいます。反戦デモでしょうか。只今10:30頃。アメリカが定めた期限が切れてから30分が経過しています。どうなるのだろう・・・。

さて。何故僕が羅漢を好きなのか、それは、
 
ラーフラが腹を裂いていることがあるからだ。ここのラーフラは期待通りでした。凄いよね、このスタイル。赤い色がちょっとグロい。

賢忠寺のあるあたりの町名は寺町。その名の通りこのあたりにはお寺が多い。いくつか見て回ったが、特に目を惹く様なお寺はなかった。駅へ戻る。


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