金沢21世紀美術館
そろそろ17時を回るころになり、円長寺も閉じようとしていた。閉まるのが一番遅いということで、後回しにしていた金沢21世紀美術館に向かうことにした。
もう有名かと思うが、この美術館は現代美術の展示を中心とし、独特のコンセプトを持っている。
これ。どこかで観たことも多いと思う。21世紀美術館は、一部の展示を無料で公開しており、このプールの外側は無料ゾーン。「レアンドロのプール」という作品。実際に水が張られており、触ることができる。 |
「ブルー・プラネット・スカイ」という展示物。巨大な窓が切り取った空を作品としている。ここも無料ゾーン。
「雲を測る男」という作品。西洋の知の系譜を重ねることができるという。ダヴィンチやデカルトが、世の中の全てのものを数値化したことへの批判、あるいは数値化しなくては気の済まない人間の姿を自嘲的に表現しているのか、逆にそういう態度を賞賛しているのかもしれない。 |
|
垂れ下がった大きな生地に描かれた作品。かなり巨大で、光がうまく当たるときに撮影すればPCの壁紙としてそのまま使えそう。ただし目は疲れそう。
面白い画は撮れるが、中に居るよりは外から観たほうが面白いかも。 |
だいたい見終えて外に出てみるとすっかり日が暮れていた。そろそろ18時。外の広場にも作品がさりげなく展示されており、無料と有料の境界だけでなく、美術館の内と外の境界も曖昧な美術館だ。
昼も行った近江町市場へと。お昼には入れなかったお店で夕食。写真は加賀野菜天丼。甘エビの天ぷらを初めて食べた。ぷりぷりではなく、とろとろだった。他に海鮮丼を注文している。一度駅に行ってコインロッカーから荷物を取り出し、宿にチェックイン。今日はおしまい。明日は主に加賀地方と福井県の庭園を中心に回る。 |