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北陸の庭園めぐり 2009年9月25〜28日

にし茶屋街

にしちゃやがい

石川県金沢市野町2丁目

金沢駅東口から北鉄バス「広小路」バス停下車徒歩3分

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にし茶屋街

兼六園エリアを離れ、犀川を越えてすぐの野町広小路という交差点でバスを降りる。十字路の南側一帯は寺町寺院群となっているが、その反対側は「にし茶屋街」と呼ばれる茶屋街となっている。

にし茶屋街。金沢には三大茶屋街として、他にひがし茶屋街、主計町茶屋街がある。現在でも料亭や芸妓がいる。独特の茶屋建築が立ち並ぶ。

まだ時間が早いためかあまり人がなく閑散としていた。しかし夜になればぐっと雰囲気が増すのだという。

茶屋街といっても、50mほど歩けばもう茶屋街が終わってしまう。

ちなみに「ひがし」は武士が、「にし」は商人が通ったという。江戸時代という身分制度の徹底した時代においては、住む世界が全く違っていた。

自販機でなつかしの「不二家レモンスカッシュ」を見付けてしまったので買ってみた。幼年期頃に飲んで以来で、強烈に酸っぱい+炭酸強烈を期待していたがそうでもなかった。やっぱり子供は刺激に敏感なのかもしれない。あるいは味が変わった?

茶屋建築の立ち並ぶなかにぽつんとある明治期風の擬洋風建築。何なのかは今でも分からず。

金沢市西茶屋資料館。内部には幼少期をここで過ごした小説家島田清次郎に関する展示があった。彼について全く知らなかったが、なかなか波瀾万丈な人生を送った人だったようだ。

華の宿というお店。和喫茶店であり、茶屋様式の建築を内部から見学することができる。

元芸妓?と思しき老主人が一人で切り盛りしている。とりあえず抹茶を注文。他にも客がたくさん来ていたので、抹茶が出てくるまで内部の見学に行く。

まず一階の部屋。ベンガラ塗りの壁が目にまぶしい。数寄度30%くらいの造りだ。

抹茶が出てきた。右写真は抹茶を頂くところから見える中庭。向かいの間に置かれた行灯が雰囲気を作っている。

抹茶を飲み終え、二階へ。左写真は先ほどの中庭を上から覗いたところ。秋には楓が色づくのだろう。右写真は青塗りの壁の間。数寄度40%くらいか。

二階の別の間。基本はベンガラ塗りだが、違い棚や天袋の部分のみが緑壁となっている。床の間、付け書院もある。基本は書院造りだが、10%くらいの少量の数寄度が入っている。

また別の間。青壁の間。右写真の小さな間で芸妓が待機していたのだろうか。

にし茶屋街も見尽くしたし、そろそろ妙立寺の拝観予約時間に迫ってきたので、移動する。

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