グエン朝王宮(幾暇園,東台)
幾暇園区が見える。2年前,ここには何もなく,ロバが一頭さみしく草をはんでいただけだったが,今は修復が進み,庭園となっている。確かにここは庭園であったが,元々の姿に復元されているかは不明。
水を通すためのトンネルの上に祠のようなものがあるが,一体元々どんなものだったのかは不明。
橋を渡って右手の方には,欽文殿があったが,現存しない。今は掘っ立て小屋のようなものが建っている。
庭園内はベトナムの盆栽が並べられており,中心に碑が据えられていた。
北の方を向いたところ。この向こうには島があり,橋が架かっていたようだが,今は橋はない。
元々ここがどのようなところだったのか,私には不明である。碑文は摩滅していてほとんど何も残っていない。
掘っ立て小屋のような建造物内の柱には詩が書かれた絵が飾ってあった。もちろん当時このような殿宇があったわけではないだろう。まだ修復は途中であり,仮の殿宇ということだと思う。
幾暇園とある。右はベトナム語。
入り口から振り返ったところ。よく整備されている。2年前は全く整備されていなかった。たった2年でだいぶ変わったと思う。
額には「薬苑門」とあった。ただし入口は塗り込められてしまっていた。
閲是堂と紹芳園の間の通路へと通じる興慶門。
そこをくぐると廃墟然とした壁が繋がっている。
左手は閲是左門で先には閲是堂が,右手は紹芳門で先には紹芳園がある。このまままっすぐ進むと閲是堂と紫禁城を連絡する回廊にぶつかる。
内務府区。
幾暇園の南門である幾暇園門。しかし中は修復作業中のようだった。
幾暇園の南東にある東作門。中には作業小屋のようなバラックがあり,洗濯された作業員の服が干されていた。
北へと続く通路。この先を進んでも特に何もない。左手にあるのは東作門。
この階段を登った先にはかつては東台があった。しかし,今は登っても何もない。
東台があったところから北を向いてみた。王宮を囲む堀が見える。
幾暇園方向を望む。見えている門は先ほど観た東作門だ。
戻って,紹芳園へと通じる紹芳門。内部は完全に修復作業中であり,見学どころではなかった。かつてはこの先に皇福殿なる殿宇があった。
皇福殿があった方向へとカメラを向ける。左手奥に門が見えるが,あの中に太平御覧書楼がある。
閲是左門。閲是閣が見える。